かもめダイアリー

画:植木まみすけ http://mm9.hatenablog.com/

かもめダイアリー基本設定【学校編】

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海央館女子高等学校 概略

 主人公、真島柚葉らが通う私立高校。略称は「海央館女子」「女子高」など。生徒のことは「女子高生」と呼ぶことが多い。鹿児島市にほど近い錦江湾を望む丘の上の住宅街の中に校舎がある。校舎が長く急な上り坂の頂上にあるので生徒は毎朝この坂を登らなければならない。近所では「乙女坂」と呼ばれているが生徒はみな「大根坂」と呼んでいる。

そもそも海央館とは

 鹿児島の私立学校法人である。創始者は明治期に活躍した鹿児島の豪商、坂上喜十郎。江戸時代から莫大な資産を持っていた坂上だったが、明治維新学制改革をきっかけに地方教育に目覚め、グローバルな人材教育を目指しその私財のほぼすべてを海央館に費やした。坂上自身も漢学や蘭学に精通し、学者としての一面も備えていた。
 ちなみに海央館の名は「世界をつなぐのは海である。日本をいつか世界の中心、海の中心に据えるために最も必要なのは国を支える人材や海外と対等に渡り合い活躍できる人材であり、その人材を見出し育てるものが教育である。よってこの学び舎は海の中心と言われてもその名に恥じないものでなくてはならない」という坂上の理念に由来するものである。
 海央館は海央館初等部、海央館中等部、海央館高校、海央館女子高校、海央館大学の五つで構成されており、初等部・中等部・大学は共学だが海央館高校・海央館女子高校はそれぞれ男子校・女子校である。
 いわゆるエスカレーター式で、一度入学すると内部進学で大学まで進学できる。進学の際にテストなどはなく、よほど成績に問題がなければそのまま進学可能。初等部、中等部、高校、大学の各段階で外部からの入学試験があり、どのレベルにおいても鹿児島の私学では最難関と言われている。

海央館女子高校の特徴

 これは海央館全体として言えることだが、卒業生を政財界、芸能界に多数輩出している。また、卒業生同士の結束が強い。そもそも地元名士の子女が入学することが多いので海央館女子は「県内一のお嬢様校」と称されることが多い(内実はともかく)。また入試の難易度が県内一なので「超難関校」とも言われたりする(内実はともかく)。
 女子高の教育理念は「独立」「個性の尊重」「多様性」そして「自由」の四つが挙げられている。また校風として生徒の自主性・自治性が非常に強い。
 ……というのが世間一般的に言われていること。他の高校からは「強い(多数)」「こわい(多数)」「なぜか美人が多い」「真面目」「なんだかんだ言ってお嬢様だから派手」などと色んなことが言われている。海央館高校の男子からは「彼女にするなら女子高生は絶対やめとけ。逃げろ」とまで言われているらしいがその理由は不明である。
 女子高生のほとんどが地元出身だが、まれに他県や遠距離から進学している生徒もいる。そうした通学が難しい生徒のために「かもめ寮」という学生寮がある。

かもめ寮とは

 卒業生の寄付金によって建てられた学生寮。確かに学校から近いことには近いのだが、なぜか坂の途中に建てられたので毎朝他の生徒と同じように大根坂を駆け上がることになっている。寮からは錦江湾を眺めることができる。入寮希望を出した生徒だけが入寮可能。毎年希望者は五人前後。



※作中に登場する団体・人物は全て架空のものであり、実際の団体・人物とは一切関係ありません。